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GENIC TRAVEL Vol.04 – Wander in MOROCCO / Aiai (Book) 【本】 価格:1,650円 |
モロッコ の日常の風景は日本・先進国とは全く違います。
こちらの記事ではモロッコのメディナ(旧市街)のマーケットと、新市街の大型スーパーの違いについて書きました。↓
https://ayuwatanabe.com/moroccohealthy
▼目次
必要なものは全てメディナ(旧市街)にある
モロッコにあるフランス系の大型スーパー、Carrefourには,ほとんど外国人しかいません。
地元民もいますが、だいたいお酒目当て。
モロッコ人は昔ながらのメディナで買い物することを好みます。

ローカルが日常的に利用しているハヌート(Hanout)、メディナ(Medina)には魅力がたくさんあります。
その買い物の様子を見ていると、フードロスを抑え、エコな暮らしを実現しているのです。
食べ物は全て量り売り
・野菜は全て量り売り
・お肉もお魚も自分の好きな部位を指定して、好きな量を買うことができる
基本お店の人と会話しながら買います。
欲しいものを言えばそれをお店の倉庫から出してくれるし、量も細かく指定できます。
主張すれば自分の本当に欲しいものを欲しい分だけ買い物できるのです。
もちろんオリーブオイルやオリーブの実、デーツ、フルーツ、豆なども全部量り売り。
自分に必要な分だけ買うから食材の無駄な買い物を抑えられます。

日本みたいに予め量が決まっているパッケージされた商品は多すぎて残しちゃうことがあっても、モロッコだと全部バイキング形式だから無駄な食品破棄の廃止につながります。
ちなみにレストランで出されたパンとかも余ったら私は持ち帰りたいと言っています。
パン屋さんも、余計なパッケージはせずに、そのまま渡されます。
とってもシンプルな暮らしです。
食材は全て新鮮だからとても美味しい。
モロッコは食品自給率が高い国。
地元で取れた野菜でお魚も鳥も地元で育てていてすぐ隣で動物が殺されている場面を見ることができます。
無駄な仲介人や仲介する時間もないので、お値段も安いです。
プラスチックにパッケージされた食べ物が存在しないモロッコ
プラスチックバックに包まれたされた食べ物やプラスチックの食器などを使うだけでも体に悪影響を及ぼします。
これは映画「プラスティック・オーシャン」などでも伝えられています。
プラスチックを直接体に摂取しなくても、間接的にプラスチックに触れるだけで人体に悪影響です。
プラスチックのゴミのせいで、海の魚や哺乳類が苦しい思いをし、なくなっています。
そしてこのプラスチックのゴミまみれになった海で育ったお魚を食べているのが人間です。
人間が海をゴミ置き場のようにたくさんプラスチックのペットボトルやバック、スプーンなどを捨てて、結局は自分たちの体に帰ってくるという現象です。
しかしモロッコではプラスチックにパッケージされた食べ物が少ないです。
お野菜やお肉もそのままバーンて裸のまま売っていて、自前のエコバックや瓶などを持っていてそこに入れてもらうスタイルです。
もちろん袋を持っていない場合はお店の人が無料でバックをくれます。
このバックもプラスチックのバックではなく、再生可能な素材のバックなので、環境に優しい。
メディナは地元民とのコミュニケーションの場
どんどん進化していくAIが利用された、全て自動化のスーパーよりもモロッコのハヌート・メディナのシステムの方が私は好きです。
日本の八百屋さんとかも似たようなシステムですが、私は昔ながらのこのショッピングがやっぱり好きです。
買う前に必要なことや欲しい情報は全部店主に聞けるから買った後に、「あれ、なんか違ったなあ」とかの誤解を防げるのも無駄な買い物防止につながっていると思います。

基本買い物の店主とベラベラ会話しながらのショッピングだから楽しい。
何よりアラビア語・フランス語の練習になって良いです。
スパイスとかもどんな味かわからないから聞いたら丁寧に説明してくれ、オリーブやフルーツも試食可能。
コミュニケーションの場でもあるメディナでのショッピング。
ここで学べるのはゼロ・ウェイストでエコな暮らしはもちろん、地元民のコミュニティーにお邪魔する文化体験でもあります。
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