私が新卒海外就職したのは、2017年の8月からでした。
それからマレーシア・クアラルンプールにある外資系の企業で日本人一人で1年間働きましたが、2年目には入らず、すぐ辞めました。
契約更新して、2年目、3年目とそこでずっと働くことももちろん可能でした。
そこまで厳しい会社ではなく、ゆるい所なので特にガッツ見せなくてもずるずる働いて、給料も地道にアップすることももちろん可能でした。
辞めた理由としてざっくり述べると以下の理由です。
①他にやりたい夢があった
②正社員、OLとして働くのに嫌気がさした
③やっている仕事の内容自体にやりがいがない
④マレーシアという国自体に飽きた
番号順に説明していきます。
学生の頃から副業でカメラマンをやっていたので、それをやっぱり本業にしていきたいと強く思いました。
日本に帰国してもっと雑誌やアパレル、広告写真のお仕事とか、コンクールに出たりしたかったから、マレーシアを出ようと思いました。
結果帰国後はカメラマンのお仕事に集中する事ができました。
単純に世間と同じ8〜17時まで会社のオフィスにずっと拘束されるのが性に合いませんでした。
毎日同じルーティンみたいなのが決まっていくのに刺激を感じず、新しいこと自分でしたいと思っても限られた休日の中ではなかなか行動に出なかったです。
せっかくマレーシアにいるのに、ほとんどの時間を会社の中で過ごす生活に疑問を持ちました。
そもそも私の目的はマレーシア(海外)で就職したいという思い。
正直仕事内容はそんなに重視していなかったです。
とりあえず海外で就職できればいいかな、なんて浅く考えていたら痛い目を見ました。
週に40時間以上はする仕事。
自分の好きなこと、少なくとも興味がないと、なかなか続けるのは難しいと悟りました。
マレーシア内で転職活動する案も、もちろんありました。
しかし私のように新卒でスキルもなんもないとカスタマーセンターなど内容が限られてくるので、大体どこに行っても一緒で、転職する意味があまりありませんでした。
マレーシアはすごく楽しくて、帰国した今でも大好きな国なのですが、また戻りたいくらい国や文化として惹きつけられるものがあったかというと、微妙でした。
しかしマレーシアは日本人が移住したい国として1位に上がっているくらい過ごしやすくて、人気の国です。
実際にマレーシアに魅了されて、永住権を取ろうと必死こいている日本人を何人も見かけました。
マレーシアは日本語もなんなら通じるところが沢山あるし、日系のデパートや日本食屋さんも沢山。
しかし過ごしやすいということは、冒険心がある人にとっては少しつまんなく感じちゃうところもあるということです。
私はマレーシアの文化や環境に特別思い入れを持つことはあまりありませんでした。
自分のもっと興味のある国開拓したいと思いました。
普通に新卒で就職している子たちは「大体3年は働かなきゃ…」という台詞を何度も耳にしていたにもかかわらず、私は辞めてしまいました。
もしかしたら非常識であったかもしれません。
退職届を出した時には上司にかなり引き止められました。
辞めた後も「戻ってこない?w」みたいに聞かれました。
しかし退職届は受理され、上司も嫌な顔せず、「寂しいね」とのべるだけでした。
海外就職でたとえ失敗してすぐ帰国→日本で再就活するとしても
「国が合わなかった」「家族の事情により帰国する必要があった」など理由はいくらでも挙げられます。
この理由が通じるのは海外就職ならではです。
しかも日系の会社ではなく、外資系や現地のローカル会社で就職すると日本の会社は全く知らない場合が多いです。
「〜社に勤めていた人」ではなく、「海外で働いていた人」というレッテルが強くなります。
しかもマレーシアのローカル会社もわりと人は頻繁に入れ替わります。
何年も同じ会社で働いている人はまれで2〜3年ぐらいで変わります。
1週間で辞めた人もいました。
国が違うと就職に対する概念が結構変わってくるので一概にはいえませんが、時代が変わってきても日本は世界的に見て終身雇用に対してポジティブなイメージが強い国だと思います。
その価値観と今の若者の価値観のズレが大きくなってきたから、私のように海外就職する方が増えたと思います。
情報も手に入れやすい世の中ですし、その利弁さをフル活用して生きていくのが賢そうです。
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