こんにちは。あゆ(@houriajewels)です。
現在モロッコでプチ起業しています。
ジュエリーデザインをして、モロッコのジュエリー職人さんにお願いしているところです。
▼目次
- 海外の移住先として人気な国・モロッコ
- モロッコにいる外国人起業家は嫌われている?!
- モロッコでの海外起業は意外と成功しちゃう話
- モロッコ人のビジネスは下手で賢くないと思う
- モロッコに移住者の外国人のビジネス
- プライドを持って「好き」を仕事にする
海外の移住先として人気な国・モロッコ
モロッコの日常はものすごく平和で、システムもシンプルなのであまり生活にも困らない。
あまり情報収集を積極的にしなくても、わからないことはだいたい解決してきました。
日本みたいに家の契約とかも細かくない。
電車・バスもわかりやすい。
覚えたり理解するのにあまり時間がかかりません。
改めてモロッコでは外国人の移住場所として人気があるし、これからもっと人気が出てくると思います。
・ヨーロピアンがモロッコでお店やリアドを経営
・外国人によるトラベルサービスを運営
上記のように、外国人がモロッコで、起業している方が多いです。
日本のデジタル・ノマドがタイやマレーシアなどの東南アジアを拠点にするように、多くのヨーロピアンがモロッコに移住して自由でのんびりと自分らしく暮らしている方が多いです。
日本からだとあまりにも遠いので、ノマド先としては認知度が低いですが、ヨーロピアンからは人気。
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モロッコにいる外国人起業家は嫌われている?!
外国人起業家(ホテル・飲食店経営)に対し「地元民から勝手に仕事を奪うな。」と意見するモロッコ人も中にはいます。
もちろんお金を散財している観光客に対してはウェルカム。
しかし外国人がモロッコに定住して起業なんて、地元民でも働き口がないのに、わざわざモロッコに来るな、自国で働けるだろうという意見。
それもそのはずでモロッコではちゃんと大学を出ても働き口が見つからず、会社に入っても最低賃金は2500DH(250ユーロ)とモロッコで一人で暮らすにはとても充分な金額ではありません。
物価の安いモロッコですが、買うものやサービスによっては、日本よりも高くつくものはたくさんあるし、会社の賃金と生活費が全く比例されていません。
・観光業・自営業としてお店を開く
・旅行・サハラ砂漠ツアーを経営
上記のように自身で仕事をする方が賢いです。
モロッコ人が語学に堪能なのもこの理由。
識字率は低いですが、このように観光業をしている多くのモロッコ人はアラビア語・フランス語はもちろんのこと、英語・ドイツ語・スペイン語・ベルベル語と多言語を扱う方が多いです。
地元民でも生きるのに必死の中、外国人が余裕な顔でお店を経営・起業したりするのを見てると腹が立つ方もいるそうです。
モロッコでの海外起業は意外と成功しちゃう話
私の見ている限り、モロッコ人のモロッコを売りにした観光業や商売方法は、時に賢くないと個人的に思うことがよくあります。
例えばお土産屋さんとかサハラ砂漠ツアー、モロッコ料理のレストランなど、道行く人全員にしつこく勧誘して、日本人やアジア人を見かけると「你好〜」とちょっと馬鹿にした口調で無理やり自分のお店に連れて行こうとします。
これから自分の商品にお金を払ってもらいたい相手に対して、馬鹿にする商法って一体どうなのでしょうか。
日本のビジネスマナーが丁寧すぎる話もありますが、モロッコ人のようになりふり構わず無理やり手を引っ張って自分の店に連れて行くしつこすぎる客引き。
モロッコに限らず、発展途上国のお土産ものエリアでこういった経験をした方はいると思います。
私が一人で観光地・マラケシュを歩いていたのですが、明らかに一人では入りずらそうな高級レストラン(デートとかお祝い用)にバックパッカーを勧誘するって「相手間違えていない?」と思いました。
モロッコ人のビジネスは下手で賢くないと思う
モロッコ人のビジネスは質より量だと思います。
お土産もの屋さんも大量の商品で溢れかえっています。
お土産物屋さんには手作りで、丁寧に職人さんの腕で一つ一つ作られたものがありますが、多くは工場で大量生産されたものだったり中国から輸入したもの。
モロッコで大量に同じデザインのものが見つかるだけでなく、中東でもヨーロッパでも日本でも(つまり世界中)ちょっとしたエスニック屋さんに行けば見つかります。
現地のお土産屋さんで買う際には、見極めが重要です。
あまりにも安く売っているような値段の商品はおそらく中国の工場で大量生産されたもの。
これらは経済都市カサブランカから荷台に乗せて、大量の商品をゴロゴロ引きながらメディナの中で売っている「バイヤー」がいます。
そのバイヤーを捕まえて、適当にある中から商品を買って、自分のお店に置くという手法。
またお土産屋さんでは「いくらなら買う?」みたいに最悪買ってくれとか、無理やり道ゆく人にスカーフ巻きつけてこれ買って、という態度をしている人こそ、あまりビジネスがうまく行っていない気がします。
折角の魅力的な商品も、商売人のせいで魅力的に見えなくなることも。
自分の商品に対してリスペクトがなく、とりあえず今その場で売りつけて早く金が欲しい気持ちが真直ぐすぎて、商品がかわいそうに思えることがあります。
モロッコの商品の中には動物の皮などを使った、命を犠牲にした商品があるのに。
長期的な目線から見ても、自分の商品を大切にして、値下げをバンバンしないで、プライドを持ってやっている人の方が魅力的に見えると多くの人が思うでしょう。
モロッコの商売人は、自分から図々しくサービスして、相手に無理やり感謝させる手法が多いかもしれません。
しつこくアピールすればするほど、お客さんの購買欲がどんどん失せてきます。
モロッコに移住者の外国人のビジネス
わざわざモロッコに移住した外国人のビジネスは上手だと個人的に思います。
彼らが運営しているお土産屋さんも歴然で、品数が少ないものの、とてもスタイリッシュなデザインで、空間にも余裕があり、一つ一つの商品に貴賓さが現れています。
デザインもモダンなモロッコの商品ですが、彼らなりにアレンジを加えて工夫しており、「そこでしか買えない特別なもの」というのが伝わってきます。
価格も既に決まっていて値下げ交渉など一切ありません。
ヨーロッパにあるおしゃれなブティックに近いと思います。
商品やサービスを適当にばら撒くのではなく、少なくて、スローでもいいから大切に扱って丁寧に仕事をしている人が私は応援したくなりますし、実際にモロッコに移住した外国人経営者が地元民よりも成功している理由だと思います。
お土産屋さんに限った話ではなく、リアドを運営している・ツアー会社を立ち上げている・レストランを運営している外国人経営者にも言えることだと思います。
モロッコに対する「愛」が強く「プライド」を持って「好きなことを仕事にしている」方ほど成功しています。
それは外国人・地元民関係なく、いかに賢く商売をしているかはとても重要です。
もちろん全員が全員成功しているわけではなく、モロッコ人の経営者で成功している方も、プライドを持ってやっている方もたくさんいます。
しかし多くの地元のモロッコ人みたいにとりあえずモロッコ現地のお土産をたくさん観光客に売りつけとけとかいう「お金!お金!」の精神でビジネスをしている方はなかなか収入が得られていないように見えます。
スローペースでやりながらも、好きな気持ち、誠意を持って商売をしている外国人移住者の方が、信用を得ているように見えます。
プライドを持って「好き」を仕事にする
私はたまたま今自分の住んでいる国、モロッコを題材にして説明しました。
しかしこれはモロッコや国に限らず、やはり「好きなことを仕事にする」というのは甘えではなくむしろ賢明かも知れません。
起業にも言えますが、長期的な目線でビジネスをすること・自分が情熱を捧げられるもので生計を立てて行くことを早いうちから考えて行くべきだと思います。
若いうちは会社に我慢して、好きでなくても頑張って仕事をするべきというのは時代遅れすぎる考え方になってきました。
対して情熱のない仕事を頑張ってお金を得られるほど世の中は甘くないのかも知れません。
我慢やお金だけのために働いても、自分の資産にはならなりません。
モロッコにいる外国人の生き方と地元のモロッコ人の生き方を比べてみて考えてみました。
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