こんにちは。あゆ(@houriajewels)です。
ヴィーガンと摂食障害の関係性について。
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ヴィーガンになった理由は摂食障害だったから
拒食→過食→ベジタリアン
私は摂食障害でした。
今は大分症状もさまり、もうダイエットをすることも、体重計に乗ったりすることもなくなりました。
しかし数年前は本当に痩せるために何日間も何も食べない生活(拒食症)を送り、反動で過食症を何年も引きずりました。
過食時はメンタルが辛くて辛くて、人と会うことをずっと避け続ける毎日でした。
拒食よりも過食の反動期間がすごく長くて、自分が食べる食べ物がカロリー数字にしか見えませんでした。
その食事の栄養価などはどうでもよく、カロリー数字が大きければ大きいほど恐怖なのに、食べたいものはこってりした添加物たっぷりのジャンクフードばかり。
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しかしそんな時にベジタリアン料理に出会いました。
ダイエットに依存しているときはヘルシーな料理を食べれば罪悪感がありません。
しかしヘルシー=味が薄い・美味しくないという先入観があったため、ヘルシーなものを食べるくらいなら、少量でもいいから美味しくてカロリーが高いものを食べたいという願望がありました。
摂食障害当時はベジタリアン料理がおすすめのダイエット料理に候補が上がるも、なかなか試す余裕がありませんでした。
過食当時は「これを食べると安心」みたいなメニューがある程度決まっていて、そのルールを壊すのが恐怖だったのです。
しかし気持ちに余裕があるときは、健康的な食事を普通の量を食べようと、ベジタリアン料理を積極的に作ってみました。
味覚を変えたい思いから
摂食障害の時は、味付けもされていないただ茹でられた野菜を食べてばかりいました。
それは野菜は美味しいものではなく、美味しくなる可能性のない食べ物だと最初から諦めていたからです。
お塩をつけることさえも恐怖でした。
いつも大量の調理しない野菜ばかりを食べて、その後にジャンキーなピザやステーキ、マヨネーズがたっぷりかかったご飯などを食べていました。
野菜はそのジャンキーな料理を食べる前の「罪悪感を感じさせないための前菜」だったのです。
しかしそのジャンキー・こってりした食事の濃さはだんだんひどくなるばかりでした。
どんどん自分の味覚がおかしくなるんじゃないか、痩せるとか太るとかに関わらず、健康面とか舌が麻痺していく身体的な面で恐ろしくなりました。

そこで野菜をさすがに工夫して食べよう、ちょっと楽しめるようにしようと野菜中心に使ったメニューをネットで調べていた時に出会ったのが、ヴィーガン料理でした。
そこに写っていた野菜はカラフルで生き生きしていて、私の作るおかしな野菜料理とは一変していました。
ベジタリアンが世界で一番多い国、インドの料理は簡単で真似しやすいです。
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真似して久しぶりに丁寧に調理して食べてみたところ「美味しい」
この「美味しい」は甘いものやカロリーが高いものを食べた時の「美味しい」とはまた違う味でした。
心も体も満足するとはこういうことなんだと、食べた後も罪悪感を感じずに幸福度が持続する「サステイナブルな美味しさ」だったのです。

ダイエット・健康目的のヴィーガンからエシカル・ヴィーガンに
そこからヴィーガン・ベジタリアン・フードにはまりました。
そしたらお肉もどきの大豆ミートがあること、ヴィーガン・エッグなど…。
しかしそのようなヴィーガンフードは添加物もあるし、植物性ではありながらも、ヘルシーではないものもありました。
例えば海外のヴィーガンでオレオばかり食べている人がいました。
全てのヴィーガンが健康的に痩せていてジムに行っているという偏見が少しずつ崩れてきました。
そしてなぜそれでも彼らが菜食生活を送っているか、それは動物愛護や地球環境のため。
そこから畜産の裏側や、畜産における環境破壊・汚染など初めて知ることばかりでした。
今まで大好きだと言って毎日お肉を食べていたのに、その生産過程について知らないことばかりだったのが恥ずかしくなりました。
お肉やミルクを消費するということは、畜産や動物の殺害に加担することでもあります。


ミルクはココナッツミルクやアーモンドミルクを使用しています。↓
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健康目的でヴィーガンをしていた頃はお肉や魚、ミルクたっぷりのスイーツを時々は「許し」「チート」感覚で食べていたのですが、その畜産の裏側を知ってから一切食べられなくなりました。
状況によってお肉を食べる場や、社会的な交流の場で動物性の料理が出された時は食べられますが、自分から動物性の食事をすることはもうありませんでした。

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摂食障害をポジティブに変換しよう
私のように最初はダイエット目的で菜食に興味を持ち、試す人も多いと思います。
特に摂食障害の方は食事に執着する傾向が大きいので、その執着心をポジティブな側面に向けられるのが、地球・動物・健康、全ての面で優しい「ヴィーガン料理」だと思います。
ヴィーガンは精神面の病においても解決します。


摂食障害時は食事の生産される過程などに興味を持つ余裕がなく、ただその食材が自分をどれだけ太らせるかばかり頭にありましたが、ヴィーガン食生活を通して食事はただの栄養ではなく、生きていくための日常の文化であり芸術であると気づきました。
そして動物の命を犠牲にした食事ではなくても、十分に楽しめることにも気づきました。
料理が苦手な方はこうした栄養価が高くてヘルシーなレトルトカレーをネットで購入することが可能。↓
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今では毎日の食事がとても楽しみで、罪悪感なく楽しめます。
摂食障害で過食気味の方は難しいかもしれませんが、食事をカロリー数字などではなく、違う側面でみてみると人生の見え方も変わってくるかもしれません。
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